世界の人口の約36%の人々にはトイレなど基本的な衛生施設がありません。
今でも、途上国など、世界中で、毎日約1,000人もの子どもたちがトイレと汚れた水の問題から下痢をわずらい、脱水症状などで命を落としているのです。

ユニセフは40年以上も前から、こうした問題の解決に取り組んできました。
昨年2015年に、国連で採択されたSDGsでも、水と衛生の課題解決は目標の一つに。

誰でも、きれいなトイレを使えるようにすることは、子どもたちの命を守るために、世界全体で解決しなくちゃいけないことなんです。

こうしたトイレの問題を知った王子ネピアは動き始めました。

2008年から王子ネピアが、ユニセフとともに始めたのが、「nepia 千のトイレプロジェクト」です。

毎年キャンペーン期間中、ネピア対象商品を購入すると、その売り上げの一部で、東ティモールでのユニセフのトイレづくりへの支援活動をサポートする、というしくみです。

商品を買う、という行動が、買う人にとって、ちょっとうれしいものになる。

商品を選んでもらえるから、もちろん、企業もうれしい。

商品が売れるほど、共感の輪が広がるほど、子どもたちの笑顔も増えていく。

商品を買う人にとっても、企業にとっても、世界の子どもたちにとっても、まさに三方良し!なのが、nepia 千のトイレプロジェクトなのです。

2015年までの8年間で、総額1億4千万円を超える寄付になり、すでに、東ティモールの農村部の、約10,000世帯以上でトイレが完成しました。

実は、日本と時差がありません。日本から真南にそのままずっと下がっていったところにあります。

東ティモールは、2002年5月に独立したアジアで一番若い国です。人口はおよそ110万人。独立前後の混乱で、もともと整っていなかった国内のインフラが、激しい打撃を受けました。

王子ネピアが支援をスタートした2008年は、ちょうど国づくりがはじまった、サポートを必要としているタイミングだったのです。

東ティモールの農村部でよく使われている言葉は、テトゥン語。ちなみに、トイレのことは、

「シンティーナ」と言います。

ちなみにありがとうは、ポルトガル語と同じ

「オブリガート」です。

そんな東ティモールですが、2008年には、出生1,000人あたり、67.7人の子どもが、5歳の誕生日を迎えずに命を落としていましたが、トイレの数が増えるにつれ、2012年には、出生1,000人あたり、56.7人、と改善しつつあります。

しかし、農村部では、今なお屋外排泄をしている人の割合が36%。

まだまだ、支援が必要な国、みんなの応援が必要な国なのです。